葬儀に関する
法律(一部)
亡くなられてから7日以内に、所定の事項を記入・捺印した死亡届,医師が記入した死亡診断書(1枚の用紙でセットになっています),ご遺体の火葬(埋葬)許可証交付申請を市区町村の役所に提出しなければいけません。
火葬,埋葬は死後24時間を経過した上で、市区町村長の許可を得て行います。
火葬する場合は、都道府県知事の許可を受けた火葬場で行います。
埋葬または納骨をする場合は、都道府県知事の許可を受けた墓地・霊園で行います。
密葬 遺族や近親者だけで荼毘に付し火葬をすませておくこと。普通、祭壇も使わず花輪なども省略し、告別式は行いません。
一般的に、葬儀が年末年始にかかる場合、後日社葬を行う場合、外国で死亡した場合、喪主となるべき人が間に合わない場合などに行います。
仮通夜 死亡した時刻が遅く、通夜に弔問客を招く準備ができない時など、翌日以降に通夜を営む際には近親者だけで仮通夜を行います。
戒名 元々は仏教の戒めを守り、仏弟子になった証として与えられる仏名で、本来なら生前に与えられるものです。
分骨 菩提寺の墓と別の場所に遺骨の一部を納骨することを分骨といいます。
分骨を嫌う人もいるようですが、もともと釈迦の遺骨を仏弟子たちが分けて祀ったことからくるもので、宗教的にも全く問題はないと言って良いでしょう。
通夜ぶるまい 通夜が終わった後、弔問客を別室に案内して酒食をふるまうことを言います。仏教では忌明けまでは肉魚の生ぐさ物は慎むものとされていますが、現在では精進料理にこだわることは少なくなっています。が、仏式では寿司をだす程度で、鯛の御頭や海老などは使いません。
弔問客への感謝を表す席ですが、宴会とは違うのでしめやかな席にしたいものです。
貸し衣装 喪服を持っていない時は、貸衣装を利用すると良いでしょう。貸し衣装店や美容室などでも扱っていますが葬儀社で借りた方が一番手っ取り早いでしょう。
遠方からの親戚や世話役なども、連絡が取れた時点で衣装の手配の有無を確認し、まとめて頼むようにします。帯揚げやバッグ,ネクタイなども借りられますが、直接肌につけるものは扱っていないのが普通ですので注意しましょう。和装の場合は、家紋を確認するのも大事なことです。
喪の期間 仏教では「四十九日」を忌明けとし、その後は「服」の期間に入ります。また、亡くなってから1年間は喪中です。
神式では亡くなって50日目が忌明けで、1年間は喪中です。
喪中には結婚式などの慶事への出席は遠慮し、神社への参詣なども避け、年賀状や年賀の挨拶回りは欠礼することになります。ただしお中元やお歳暮は例年通り行うのが一般的です。
■弔問のマナー
弔問の心構え 深く悲しんでいる遺族への思いやりを忘れてはいけません。言葉遣いや行動はくれぐれも慎重にする必要があります。
安易に「あなたの悲しみはわかります」と言っては行けません。また、「そのうち気持ちが落ち着いていくでしょう」などと慰めるのも考えものです。
子どもを亡くした
お宅への弔問
子ども同士が友人のような場合を除き、同じような年頃の子どもを連れて弔問するような行為は、絶対に避けるべきです。
お年寄を亡くした
お宅への弔問
「天寿をまっとうされてお目出度い」とか「大往生でらしたのでご本人もご満足でしょう」などと、弔問客が言うのは大変失礼なことです。
「まだまだ長生きして頂きたかった」というようなことを述べるのが礼儀にかなった言葉です。
病死の場合 看病疲れの遺族を気遣ったつもりで「楽になりましたね」などと言うのは失礼なことです。「ご看病は大変でいらしたでしょうね」とねぎらいの言葉をかけるようにしましょう。
交通事故死の場合 事故の状況や死因などをくどくど聞き出すのは、大変失礼なことです。
また被害に遭われた場合でも、加害者を責めるような言動は避けましょう。
変死の場合 遺族からの連絡がない限り、様子を見た方が良いでしょう。
親しい場合なら、先方の落ち着いた頃を見計らって訪問すると良いでしょう。

  

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